シアターグリーンの前身「池袋アートシアター」に始まり、小劇場界に長い歴史を刻んできた当劇場では、２００５年の劇場リニューアルの以前から、開催回数５０回を超える演劇祭「シアターグリーンフェスティバル」を開催していました。
参加団体や作品の事前審査をせず、公募型というスタイルをとったこの演劇祭は、若手劇団の登竜門として、多くの劇団や劇作家、演出家、役者を輩出してまいりました。
また、一般から公募した審査員によるお客様目線で作品審査をする事で、演劇をより身近に、より気軽に鑑賞できる環境が生まれるのではないかと考え、実践してまいりました。
そして、劇場リニューアルによって３つの劇場を持つようになった今日では、若手劇団に限らず様々な団体が、小劇場ファン向けのコア作品から、小劇場に馴染みのないお客様でも楽しめるようなエンターテイメント性の強い作品と、幅広いジャンルの作品が上演されるようになりました。
施設や環境と共に開催規模も「シアターグリーンフェスティバル」に比べて大きく変わった「グリーンフェスタ」ですが、かつての理念を継承して、より多くの団体が切磋琢磨できる環境を維持しつつ、より多くのお客様が気軽に演劇を楽しめるきっかけとなれるような、そんな演劇祭を目指して、皆様と共に成長してゆきたいと考えております。
