星羅胎生公演・壱『見世物革命ゴウマちゃん』

時は永らく鎖國が続く日本、混沌の浅草城下。
生まれながらの革命家、思想の申し子ゴウマちゃん！は、
幼馴染の花魁・因幡太夫いなばだゆうと
外國のサァカスを一緒に訪れることを夢見て
大将軍・徳川秀虎とくがわのひでとらが統治し続ける
鎖國制度を終わらせるため日々啓蒙活動をしていた。
…が、肝心な所で優柔不断なゴウマは名ばかり
革命家としてイマイチ実動に乏しい
情けない日々を過ごしていた。そんなある日、あらゆる人に「夢」を届ける
パラド・パラノァ・サァカス団の「逆善ぎゃくぜん座長」
カサンドラなる不可思議な男と出逢い
うごめく不気味な麻袋がゴウマの前へと届けられる。
其処から這い出てきたのは
自らを「猫」と名乗る性別不詳の妖しき存在だった。「猫は猫、ただの猫です」彼の、革命家としての人生の分岐点！
時代の波に抗エヨ逆ラエヨ、革命ロック慕情！