土のバッキャロー！！～山形の風土で育まれたワインと人の恋物語～

山形県。　蔵王連峰の麓。
「いいワインは、いいブドウから。いいブドウは、いい畑から。だから、いいワインは、いい土から。」をモットーにしたオガタワイナリー。
山形の風土で育まれたオガタワイナリーのワインは、長い歳月をかけて土壌改良を行い、ブドウ栽培に適する土地をつくりあげた。そして、日常の家庭料理にはもちろんのこと、ちょっとお洒落な食事にも幅広く愛飲されていた。
そんなオガタワイナリーのワインのブドウを長年栽培して来た
河合果樹園の一人息子・河合照土は、山形愛に溢れ日々自然と共存しながら生活をしていた。しかし、日々変わらぬ日常にいつしか退屈さを感じ始めていた。

「もっと違った人生があるんじゃないか…」と。

都会での生活に疲れ果てた坂田千夏は人間らしい生き方を求めてアパートを引き払い電車に飛び乗った。
1日の終わりにワインを飲むことが癒しだった千夏が向かった先は全国有数のワイン産地である果樹王国・山形県。
何かに追われる日常から逃れ、好きなワインに関わる仕事を求めてやって来た。

「もっと違った人生があるんじゃないか…」と。

「ブドウに人生をかけて来た男」と、「ワインに憧れを抱いている女」がオガタワイナリーで出会う。
そして、生き方を変えようとしている2人は、
人はどう生きるべきかをワインを片手に語り始め
身近にある大切なものに気が付いていく。

学べば、面白くなる。
知れば、愉しくなる。
分かると、美味しくなる。
そんなワインの魅力もふんだんに味わえるワイン人情喜劇。