昭和43年(1968)、“地域の文化を育てる”事を目的として、仙行寺が「池袋アートシアター」という小さな劇場を作り、その後昭和47年(1972)に「シアターグリーン」と改名し、ここから多くの劇団・劇作家・演出家・役者などを輩出してきた。
長く若手劇団の登竜門として存在してきた当劇場は、平成17年(2005)に建物全体を建て替え、一つの建物内に三つの劇場「BIG TREE THEATER」「BOX in BOX THEATER」「BASE THEATER」を内包するシアターコンプレックスへとその姿を変えた。これは、同時に幾つもの映画が上映できる大規模映画館、いわゆるシネコンの観劇版であり、これによって三つの劇場での同時公演が可能となった。私たちが目指す、地域と文化の良い関係を具現化した形だ。
今や東京最古の小劇場となった当劇場は、これからも“地域の文化を育て支えていく”事を目的とし、もっともっと街に文化的賑わいを創出していきたい。